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上村5位、里谷15位~トリノ五輪

あー、モーグル好きなんだから、やっぱりビデオに録っておけばよかったなぁ(>_<)。

里谷はストレートなコメントだったなぁ。「滑りがよくなかった。悔しい」と。
こうして、悔しいと素直に言える里谷が好きなんです。

ほお伝った涙=里谷、「スキーが好きで頑張ってきた」(時事通信)
(02/12 07:13)
http://sports.nifty.com/cs/torinonews/details/jiji12F790KIJ/1.htm

 【サウゼドルクス(イタリア)11日時事】こらえていた涙が、ほおを伝った。トリノ五輪のフリースタイルスキー女子モーグルで3大会連続のメダルを狙った里谷多英選手(フジテレビ)は15位。「この1年、いろいろあったから頑張ったわけじゃない。スキーが好きで、ただ自分の滑りがしたかったから頑張ってきた」と思いを語った。
 昨年3月に発覚した、泥酔した上での暴行事件。世間の中傷に心は傷ついた。追い打ちを掛けるように、次から次へ襲う故障。結果が出ないまま、五輪の切符だけは何とか手にした。
 長野五輪金、ソルトレークシティー五輪銅。2大会連続でメダルを獲得した「勝負強さ」を、本人は否定する。
 「五輪でメダルを取ったから、みんなはそう思ってしまう。でも、あの結果は一つひとつの積み重ねがあったから。その自信があったから、メダルがあった」
 「一つひとつの積み重ね」をできないまま迎えた4度目の五輪は、過去最低の15位。「これが自分の100パーセント。結果が今の実力」。潔く敗戦を受け入れる姿が、痛々しかった。(了)


これらのコメントに全てが凝縮されていますね。勝負強さというキーワード以外は、きっと正確に里谷の気持ちを伝えている記事だと思います。
事件がうんぬんじゃない。やるべきことがケガの影響などもあってできなくて、W杯にも出られなかったり出てもなかなか結果が出なくて、ただその自信の積み重ねの不足が、この結果に表れてしまったのかもしれないです。

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どんな競技・コンクール・作品展等においても、順位を付けないことや特選・入選を付けないことほど、つまらないものはないと思う。そうした「集合」において、そこは果たしてガマンするべき部分なのだろうか。
とある書道展では「みんながんばっているのだから差は付けたくない」などとして「みんな入選」という風にしたそうだ。佳作の人はまぁそれでいいとして、本当に上手い人が「認められない」…引いては「てめーもっと遠慮しろよ」という姿勢は、本当に間抜けな考えの下に存在すると自分は思う。
「人間の能力には差がある、それが個性」ということを、そうした作品が集合する場で確認しないで、どうするのだろう。自分の能力、立ち位置、雰囲気、その他諸々について気付くことをせずに、仮に天才的能力があるかもしれない人は、その能力を開花させることができずに終わってしまうかもしれないというのに。
そうは言っても、映画『アマデウス』のように、天才に気付いてしまう秀才というシチュエーションもある。天才は何もしなくても天才ではある。欧州の貴族は単にまだ天才を見つけるために秀才を寄せ集めにかかっているだけかもしれない。しかも、欧州以外の「隠れた才能」などには目もくれずに。それはまた別の問題なのだが。
話を戻すと、ものによっては争うことも必要だということ。あるいは、その集団がどういう考えの下に募集をしているのかを示すために、あるいはここはどういう世界なのかを示すために…それはその世界を「(その世界において)正しく維持」するために必要なことなのであって、「能力の劣っている個人を公の場にさらけ出す」ためのことではないということだ。この部分においては能力が劣っているということを把握すれば、その人は別のことに目を向けられるというメリットだってある。もしその世界が好きなら、もっと努力する必要があるのだという立ち位置も確認できるだろう。その「集合」の「存在意義」を、まずもう少し考える必要はあると思う。

さて、上村。高校生の頃から五輪に参加。五輪に出るだけでも至難の業である。競技そのものも盛り上げないと、出られる人数は減ってしまうし、参加人数が膨らみすぎた今、「大陸」のためにもがんばらないといけない。その上での出場。
並大抵の努力ではなかった。でも、それが五輪でのメダルのための努力とはちょっとズレていただけ。努力している姿は、母と友は全て知っていたということだろう。
このような金メダルは、そうした人たちだけが与える資格があるのだと思う。

◎母と友から大きな贈り物 涙ぐむ上村選手(共同通信)
http://sports.nifty.com/cs/torinonews/details/kyodo20060212-302/1.htm
(02/12 09:40)

友人や母の圭子さんから手作りの「金メダル」を手渡され、涙ぐむ上村愛子選手=11日、サウゼドルクス(共同)


上村のTVでのコメント:
「オリンピックでどのようにしたらメダルが獲れるのか、未だに謎です。1つずつ順位は上がっているけれども、このまま上がっていけるのか…」

その後は比較的当たり障りない言葉だったんだけど、何があと自分に足りないのかが、終わった直後では把握できなかったような雰囲気。
上村は、自分の立ち位置が少しだけ上がっていったことを確認した。しかし、案外「これ以上上がれないのかも」という不安にも駆られてしまったのかもしれない。
あとは、どこまで自分を客観的に把握できるかだろう。
素人目には、きっともうちょっとスピードが足りなかったのだと思う。里谷の金の時はまずタイムが良かった。あとこれもあくまで見た目だけど、メダリストはターンの切れがいい。里谷には今思い返してみてもそれがあった。
上村2回目のエアは確かに最高だったけど、それ以外にも必要だったということなのだろう。

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