« 不可避 | トップページ | いつの魔に »

民放の扱う「命」

大勢が輪になって、何か討論してるかと思ったら、NHKの『しゃべり場』じゃなくて、テレ朝系の『命スペシャル』だった。
今回初めて見たんですが、気になる部分をいくつか。なお、一部しか見ていませんので、ご了承下さいm(__)m。

キャスティングがどうかなという面。
東大卒の某がちょっと過激すぎる。感情的になっただけならいいんだけど、忘れた忘れてないのレベルは、人によって違うんじゃないのか?…てめぇが連絡取ってて葬式に行ったことを言いふらしたい気持ちはわかるし否定しないけど、それをしてないからといって他の人間を責めるのは、ちょっと興奮しすぎなんじゃないの?…って思った。
ふかわとまちゃまちゃが軽過ぎ…ってのは、見た目で言ってます(笑)。

つか、これは昨年の話だが、死ぬ間際の人をスタジオに連れてくるなって思う。たとえ本人が行きたいと言ってもだ。
その人は結局昨年亡くなっている。その人の闘病ドキュメントと称して、2年前からのその人の言動なり状態なりを放映していた。実際、昨年と一昨年には、この番組に彼が実際に登場していた。
その話だけでも、心理的に興奮してしまう人がいるだろうに、そこに東大卒がそんだけ興奮してしゃべったら、イッちゃう(=気絶してスタジオから出される)人がいてもおかしくないだろう。
民放って、そういう場面を撮ろうと煽るから嫌いだ。過激になれば、そして東大卒が言っていたが「お涙頂戴」になれば、それでいいと思っている。もっとも、東大卒はその罠にまんまとかかってしまっていたわけだが(^^;;;。
闘病していた彼の存在を否定するわけでは毛頭無い。ただ番組的には、彼の登場はVTR程度に抑えるべき。正直、彼がいることで、死にたいヤツや命を大切に考えることができないヤツは、自分の考えを逆に思いっきり出せなかったんじゃないかと思う(実際に昨年以前の番組は見てないけど)。過去の番組を知ってても知らなくても、その彼が死んでしまってその場にいない分だけ、死にたい側のヤツたちはかなり発言しやすかったのではないかと想像する。

収穫としては、「死にたい人の真剣な意見」を聞けたことかな。
オレの知っている「死にたいヤツ」は、自分のことを真剣に見つめていない。自分の嫌な面を見ることを拒んでいる。逃げている。
だから、そいつは死ねないとオレは思っている。そういうメールが来ても、まず「キミは死ねないから」って突き放す。
でも、そこには、「オレたちがついてるんだから。アンタが死んで悲しむ人はたくさんいるんだよ」という気持ちは、間違いなくあるのだ。それに対しては反応は薄いにせよ返事は来る。オレを含めて周りの人間を無視しているわけではないと。
でも、ちょっと何かあれば、自分のせいだ自分は悪い自分は死ぬの繰り返し。それをネットの日記に書いている。オレはその日記は最近見ないようにしている。それを見ている他の人がいるから。その人はオレがその死にたい病の彼から(一時的のつもりだが)引き離した人だ。そうは言っても、その人は彼のことを気にして、たまにその日記を見ていて、そのことを自分に大雑把ながらも報告してくれる。だから彼がまだ何も変わっていないことを知ることができている。そのため、読む必要もないのだ。もっとも現状の彼の日記では内容的に自分の趣味と合わないので読む気にはなれないのだけど。

ただね。
さっきの番組の中で、「これだけ多くの人がいれば、死にたい人もいるだろうと思っていた」…ってのは、案外そうかもしれないなぁと思った。
ノーベル賞取った作家でも、売れっ子だった映画監督でも、自殺するんですよ。身近にも自殺した人はたくさんいる。一般人だとどうしても、お金に困ってという人が多いかな。責任を取って…って自殺ってのもたまにニュースになりますが。これは仕事面ってことになるのかな。

あんまり「命」やら「死」やら、そのものについて話すと、収拾がつかなくなるので、話を戻します。
今回はあくまでもその番組について。

ともかく、民放が「命」についてどう思っているのか、そのへんが見えないとちょっと気持ち悪いなって思った。
もし、単に「命」をお題目として、死にたいヤツと生かしたいヤツとの過激なやりとりを撮りたいだけ、あるいはその話し合いに付随して起こるハプニングを期待してカメラを回しているんだったら、あまりにもつまんないなと、そう思ったまでです。

|

« 不可避 | トップページ | いつの魔に »

テレビ・ラジオ」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44814/8164636

この記事へのトラックバック一覧です: 民放の扱う「命」:

« 不可避 | トップページ | いつの魔に »